読みもの

第2回(教育新聞2016年7月号)

自分自身の生活に直結させて 子どもたちが食事や運動を考える

永井浩二
(名古屋市立児玉小学校教諭。平成27年度名古屋市教育センターの教育研究推進事業で「ネスレ ヘルシーキッズ プログラム」事務局にて実地研修。)

私は、子どもたちが日々元気に学校生活を送るとともに、健康な体づくりを進め、生涯にわたって健康を保持・増進することができる力を身に付けてほしいと考えています。そのためには、学校における食に関する指導の充実は不可欠なものであります。
また、食に関する指導の充実を図るためには、運動も重要です。給食の時間に「食べたくない」と言う子どもの多くが、あまり運動をしない・運動が好きではないといったことが原因であると感じていたからです。楽しみながら運動や栄養について学ぶ方法はないかと考えていた時に、この
「ネスレ ヘルシーキッズ プログラム」を知り、本プログラムを活用して授業を実施しました。

授業では、1時間の中で、食事も運動も重要であることを実感させたいという思いから、栄養の時間と運動の時間の2部構成で行いました。
まず、「ネスレ 楽しく学ぶデジタル栄養絵本『おわんくんの骨ってなぁに?』」を見て、丈夫な骨をつくるためにはカルシウムの摂取だけでなく体を動かして骨に刺激を与えることも大切であることを学びました。その後、「ヘルシーキッズBRTプログラム」で、楽しく体を動かしました。
この授業を通して、骨を強くするためにはカルシウムが関係していることを、何となく知っている程度だった子どもたちが、どんなものにカルシウムが多く含まれていて、1日にどれぐらいの量を摂る必要があるのかといった具体的なことも、デジタル絵本で知ることができました。
また、授業で行った運動を体育の授業の準備運動として取り上げ、体力向上の一助とすることができ、運動の日常化を図ることもできました。
このプログラムを実践して、子どもたちが自分の生活における食事や運動を望ましいものにするためには、子ども達自身が自分の生活に直結させて、考えることが不可欠であることを改めて実感しました。

また、小学生の頃から食事や運動について学ぶことは、生涯にわたる健康づくりにつながるため、大変意義深いことであると感じました。今後も、子ども達が意欲的に食と運動について学ぶことができるように、学校で担えることを考え、食事と運動を連携させて、さらに実践を進めていきたいです。