読みもの

第3回(教育新聞2016年8月号)

楽しみながら栄養を学ぶ ヘルシーキッズ食育鬼ごっこ

ニュートリション運動推進会議 子どもの健康づくり委員会

「ネスレ ヘルシーキッズ プログラム」では、「食べること(栄養)」と「からだを動かすこと(運動)」を連動させて、子どもたちの「自分のからだは自分でつくる」意識を育むことを目的としています。
日本では、子どもたちの活動量の減少や受け身な生活態度が指摘されています。運動不足や肥満は、「転ばない」「ぶつからない」などの安全に生活するための身体能力やバランス能力の低下につながります。これらの問題を解決するために開発されたのが「ヘルシーキッズ鬼ごっこ」です。

鬼ごっこは、からだを気軽にたくさんからだを動かすことができ、特定の技術を必要とせずに、運動が苦手な子どもも楽しむことができる特徴があります。昔も今も、鬼ごっこは子どもたちの人気の遊びです。自然とからだを動かしながら、全力で走る、瞬時に止まる、からだをひねる、相手をかわすなどの多彩な動作が少しずつ身に付いていくのです。

「ヘルシーキッズ鬼ごっこ」の最大の特徴は、鬼ごっこの遊びかたに食べ物のはたらきの「赤・黄・緑」(3色食品群)の知識を取り入れているところです。楽しみながら食育学習に取り組むことができます。栄養教諭・栄養士を対象に実施された研修では、レクリエーション要素のある食育学習として関心が高く、具体的な授業での展開案の意見交換が行われました。

チーム対戦型の鬼ごっこは、作戦を練ったり、協力や応援を送ったりと仲間同士のコミュニケーションを活発にします。参観日で実施すると、食べ物という日常的なテーマを中心に親子間の会話が弾み、食育への共通理解が深まります。食育は家庭の理解・協力が不可欠であり、「ヘルシーキッズ鬼ごっこ」が、子どもの食育実践に向けた保護者への働きかけに有効な手段となります。

「ヘルシーキッズ鬼ごっこ」を通して、子どもたちは栄養を学ぶのではなく遊びとして「知りたい、覚えたい」と感じ、食育学習を能動的かつ意欲的に行おうとします。当委員会では、このような子どもたちの姿勢を目の当たりにするたびに、食育・栄養への関心向上や知識定着に大きな手応えを感じています。小学生の食育学習の一環として「ヘルシーキッズ鬼ごっこ」を実践してはいかがでしょうか。