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ネスレ ヘルシーキッズサポーター 
宮本恒靖の『集中してからだづくり』

第1回「集中して、いっぱい遊ぶ」

子どもは遊びが大好きです。僕も、授業の休み時間にはクラスの友達を誘って校庭で遊んでいました。学校から帰ると公園で遊んだり、ザリガニ釣りや虫 捕りをしたりと日が暮れるまで外にいました。公園では野球(やわらかい軟式庭球ボールを使った野球)やはさみ(ボール当ての鬼ごっこ)をよくやりました。 走り回って、追いかけたり逃げたり。ボールを投げたり、捕ったり。こういう動きを毎日の遊びの中で繰り返しやっていたことは、その後のからだの動きの基礎 となっています。今の子どもたちにもふだんの遊びを通して基本的なからだの動きを身につけてほしいと思います。

僕は、小学校4年生から塾に通っていたので学校の宿題とそれ以外の勉強がありました。5年生  からはサッカー部に入って、毎日忙しく過ごしていました。 勉強は嫌いというわけではありませんが、進んでやりたいものでもありません。でも、サッカーを続けることを両親に認めてもらうには、勉強をしっかりやらな ければなりませんでした。どうしていたかというと、集中して勉強に取り組み、自由な時間をつくったのです。大好きなサッカーのためですから、勉強すること も頑張れたように思います。6年生からは、サッカー部が一日40分の朝練だけになり、その時間はとにかく一生懸命でした。僕が「集中する」ことを学んだの は、この時期です。

今、子どもたちに伝えたいのは、集中して勉強して、集中していっぱい遊んでほしいということ。特に外遊びは元気なからだをつくるのに必要です。で も、「外 で遊びなさい」と言うばかりでは、子どもは動きません。時には一緒に遊んで、外遊びの楽しい時間を共有することをお勧めします。そして、何かをあきらめる のではなく、どれもやるためにはどうしたらよいかを問いかけたり、一緒に考えたりしたいものです。

宮本恒靖プロフィール

1977年2月7日生まれ / 大阪府富田林市出身 / 身長 176cm・体重 72kg

高校時代、ガンバ大阪のユースチームに所属。高校卒業後、ガンバ大阪入団と同時に同志社大学へ入学し、プロスポーツと学業を両立。1995年よりガンバ大 阪で活躍、2005年Jリーグ年間優勝を達成。2007年オーストリア1部リーグ・レッドブルザルツブルクに移籍、2009年1月にヴィッセル神戸に加 入。日本代表では、キャプテンを務め、2002年ワールドカップ日韓大会、2006年ドイツ大会でチームを牽引。2011年12月、現役引退。2012年 FIFAマスター(FIFAが運営するスポーツに関する大学院)へ進学し、2013年8月修了。