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ネスレ ヘルシーキッズサポーター 
宮本恒靖の『集中してからだづくり』

第3回「“からだが資本”は毎日の食事から」

今は小学校で食育の授業があって、小さいうちから栄養 やからだづくりのことを踏み込んで教えてもらえる環境にあることがとてもうらやましいです。僕 自身はバランスのとれた食事が大事なのはなんとなく気づいていましたが、高校生になっても適正な量やタイミングが大切だということは知りませんでした。僕 の食事はおそらく適切なタイミングではありませんでしたし、食べる量は必要量よりも少なかったと思います。

“からだが資本”という言葉が ありますが、僕はサッカー選手としてF1レースのマシーンをからだに例えて考えていました。いつも走り続けていては故障(病 気やけが)するから、ときにはピットインしてメンテナンス(休養)をしなければいけない。そして、ガソリン(食事)がないと走れない。ガソリンはハイオク (質の良い食事)のほうが早く走れる。早く走るにはマシーン自体の性能を高める(練習で技術を磨く)ことが大切なのは言うまでもない。でも、これは何も サッカー選手に限ったことではありません。自分のからだに置き換えると、いかに食事と運動と休養が大切かということがわかると思います。特に成長期の子ど もたちは、できるだけ丈夫な、病気もけがもしにくいからだをつくることが重要です。

では、親ができることは何でしょう。運動も休養も働き かけはできますが、一番関われるのはやはり毎日の食事だと思います。専門的な知識がなくてもいろいろ な食材を使えば、バランスの良い食事ができます。見た目が鮮やかな食事はおいしそうですし、自然と食欲がわいてきます。どうやって作っているのかな、どん な食材を使っているのかなという興味につながります。小さいうちの食事の記憶は、「食事とはこういうものだ」という基準になります。家庭では、正しい食 事、おいしい食事を実際に目で見せることが大切です。もうひとつ、親が何を、どんな風に食べているかが大切です。子どもはお父さんやお母さんの食事をよく 見ていて、真似をします。ですから、親たちが子どものお手本になれるような食事をするように心がけていきたいですね。

宮本恒靖プロフィール

1977年2月7日生まれ / 大阪府富田林市出身 / 身長 176cm・体重 72kg

高校時代、ガンバ大阪のユースチームに所属。高校卒業後、ガンバ大阪入団と同時に同志社大学へ入学し、プロスポーツと学業を両立。1995年よりガンバ大 阪で活躍、2005年Jリーグ年間優勝を達成。2007年オーストリア1部リーグ・レッドブルザルツブルクに移籍、2009年1月にヴィッセル神戸に加 入。日本代表では、キャプテンを務め、2002年ワールドカップ日韓大会、2006年ドイツ大会でチームを牽引。2011年12月、現役引退。2012年 FIFAマスター(FIFAが運営するスポーツに関する大学院)へ進学し、2013年8月修了。