読みもの

ネスレ ヘルシーキッズサポーター 
宮本恒靖の『集中してからだづくり』

最終回「自分のからだは自分でつくる

「ネ スレ ヘルシーキッズ プログラム」には、『自分のからだは自分でつくる』という標語があります。この言葉を聞いたとき、うらやましいなと感じました。僕たちの頃は何となく雰囲 気で教わってきた栄養のことを、今の小学生はもっと踏み込んで教えてもらえる環境にあるからです。こういう栄養が大切という感覚はありましたが、それを “自分で作れるチャンス”という風には思っていませんでした。もしも、小学生の時にこの言葉に出会っていたら、きっと何かが違っていましたね。


 自分がどれだけご飯を食べて、どれだけからだが大きくなったか。小学生のころは、なかなかこれらを結び付けて考えられません。でも、毎日の食事や運動の結 果として背が伸びた、早く走れるようになった、力が強くなった。そういうふうに自分の成長を第三者的に見ることができれば、すごくプラスになると思いま す。たとえばサッカーで、選手としての成長のためにどれだけトレーニングをするかを考えますが、小学生の時期からこの考え方を身につけることができれば、 トレーニングの成果がより表れやすくなりますし、次の成長を考えることができます。サッカーだけでなく、大げさに言えば人生が変わります。

自分が努力したら結果が出る。これは自信になりますし、自信が持てると自分をどんどん好きになることができます。もっと良い結果のためには、どうすればいいのかを考えられるようにもなります。そういう考え方をもつ、よいきっかけになるのではないでしょうか。

 これから心身ともにどんどん成長していく小学生に、この『自分のからだは自分でつくる』という考え方と、「栄養・運動・休養」の3つがどれも大事だという ことを伝えていきましょう。そして、小学生の時期から「栄養・運動・休養」のバランスがとれているかを客観視して、これら3つを実践して自分のからだを自 分でつくっているという主体性を身につけてほしいです。

宮本恒靖プロフィール

1977年2月7日生まれ / 大阪府富田林市出身 / 身長 176cm・体重 72kg

高校時代、ガンバ大阪のユースチームに所属。高校卒業後、ガンバ大阪入団と同時に同志社大学へ入学し、プロスポーツと学業を両立。1995年よりガンバ大 阪で活躍、2005年Jリーグ年間優勝を達成。2007年オーストリア1部リーグ・レッドブルザルツブルクに移籍、2009年1月にヴィッセル神戸に加 入。日本代表では、キャプテンを務め、2002年ワールドカップ日韓大会、2006年ドイツ大会でチームを牽引。2011年12月、現役引退。2012年 FIFAマスター(FIFAが運営するスポーツに関する大学院)へ進学し、2013年8月修了。